タチエスの株主価値向上に向けて

弊社及び弊社の運営するファンドは株式会社タチエス(以下「タチエス」又は「当社」といいます。)の株主です。
弊社はタチエスに対し、株主価値向上のため、株主提案権を行使して次の議案を提出いたしました。

株主提案の概要

  • 株主提案1.株主資本コストを開示すること
  • 株主提案2.賃貸等不動産の処分を株主総会で決定すること(2022年5月12日付で取り下げ)
  • 株主提案3.賃貸等不動産を処分すること(2022年5月12日付で取り下げ)
  • 株主提案4.自己株式の消却を株主総会で決定すること(2022年5月27日付で取り下げ)
  • 株主提案5.自己株式を消却すること(2022年5月27日付で取り下げ)
  • 株主提案6.株主との対話を行うこと
  • 株主提案7.政策保有株式の縮減に向けて行動すること

株主提案の可決によってタチエス株主が得られる想定リターン

弊社の株主提案が可決し、当社の経営方針が弊社の提案通りに変更された場合、一株当たり353円の特別配当を受け取ることができると想定されます。従って、2022年3月末現在、株式を保有する株主は24/3期までの間に合計で72%のリターンが獲得できると想定されます。

(注:株価の値上がり益は21/12期末BPS及び24/3期予想DOEを用いて24/3期予想配当を推定し、配当利回り6%で除して算定。賃貸等不動産及び政策保有株式の売却に伴う特別配当はそれぞれの税引後売却手取り金を全て配当に充当した場合を想定)

株主提案の背景及びポイント

非効率な経営が招いた長期に渡る株価低迷
株主資本コストを開示する
  • 当社の株価は2010年以降、ほとんどの期間でも解散価値を下回って推移しています。長期にわたる価低迷の原因は、資本コストの軽視に起因した資本効率性を低水準に留めるような非効率的な経営にあると考えられます。
  • タチエス経営陣が資本コストを念頭に置いた経営を実践し、株価のバリュエーションを高めることができるように、株主資本コストの数値と計算根拠を開示することを提案します。
資本効率性の低い賃貸等不動産の保有
非中核事業用の資産の処分を株主総会に授権し、売却する
  • 当社は2021年3月期末現在、時価にして約50億円にも上る賃貸等不動産を保有しています。当社の経営陣は工場を売却するなどの構造改革を実施しながら、より容易に売却が可能な賃貸等不動産についてはその処分を放置しています。
  • 資本効率性が低いにも関わらず放置されている賃貸等不動産について、株主総会にその処分を授権し、速やかに売却することを提案します。
  • (2022年5月12日追記:賃貸等不動産の処分に係る株主提案は2022年5月12日付で取り下げています。詳細はこちら
自己株式の保有による潜在的な希薄化リスクの放置
自己株式の消却を株主総会に授権し、消却する
  • 当社は2021年12月末現在で、発行済み株式総数の約3%に相当する自己株式を保有しています。自己株式の保有は株主にとって潜在的な希薄化リスクと同義であるにも関わらず、当社の経営陣は10年以上にわたって有する自己株式の処分を放置してきました。
  • 当社の経営陣が自ら自己株式の消却を行わない以上、自己株式の消却を株主総会で決定できるようにした上で、速やかに消却することを提案します。
  • (2022年5月27日追記:自己株式の消却に係る株主提案は2022年5月27日付で取り下げています。詳細はこちら
株主との対話を軽視するIR方針
株主と対話を行う
  • 弊社は、独立社外取締役との対話を要請し続けてまいりましたが、残念ながら拒否されています。
  • 取締役との対話を通じて当社の株主価値向上を図るため、一定以上の議決権を保有する株主から指名された取締役には、当社がコンプライしているコーポレートガバナンス・コードに従い、当該取締役自身が株主と面談することを義務付けることを提案します。
経営に対する規律の緩みや資本効率性の低下を招く政策保有株式
政策保有株式の縮減に向けて行動する
  • 当社は「連携」や「取引維持」を目的に、トヨタ紡織を始めとした取引先の株式を政策保有株式として保有しています。しかし、このような保有目的はトヨタ紡織の経営トップによって「取引と株式保有は無関係だ」と否定されています。そして、この事実を知りながらも、当社の経営陣はトヨタ紡織株式の売却に踏み切れていません。
  • 従って、政策保有株式の発行会社の方針も踏まえた、明確かつ合理的な基準に基づいた政策保有株式の売却を提案します。